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杉並の風
        
 船と私、日常とは異なる空間
 加藤英一郎(S44 工)
「船に乗って走り回りたい」、今のうちならまだ間に合うからと思い立ったのは50歳台入った頃、しかし仕事に追われて船舶免許を取れたのが今から13年ほど前。 免許は順調に取得し(船の免許は車と比べれば簡単に取れます)、初めはレンタル船で東京湾内を走り回っていましたが、制約が多く、いつでも自由に使える船が欲しくなり、ある日家内に船を買うと言ったら家内は一瞬フリーズ。 それでも何とか天候の良い時に海に誘って船の楽しさを教え、これが最初で最後と説得してついに船を手に入れました。 するとそのうち家内も免許を取ると言い出し、教官にボロクソに言われた様ですがそれでも3日で取得、何故取るのと聞いたら「一緒に乗っていて万一私に何かあった時でも自分は無事に帰りたいから」と・・・

東京湾やその周辺にはアクアラインの風の塔とか海中に多数のステンレス柱で支えられた羽田空港のD滑走路など船でしか見られない景色や、隅田川のお花見、海上から見る花火大会、停泊できる桟橋や食事のできる場所等々、楽しめるところは多々あります。 しかし、走り回っているだけでは少々飽きて、更に楽しみ方を広げたいと釣りを始めました。 ところが、私の船はスピードは出るのですが止まって釣りをしていると安定しません。 そんな時にメーカーが試乗用の27ftフィッシングクルーザーを売りに出したという情報が入りました。 試乗艇は素性がはっきりしていてかなりお買い得で、再び家内の説得に努め、今度こそ最後ということで手に入れました。 以来10年近くなる今までこの船が気に入って、色々自分で手を加えながら今日に至っています。 

釣りの方はそこそこで、たまには大島や相模湾方面にも足を延ばしていますが、釣果を求めるなら釣り船に乗った方が確実かもしれません。 そのため三田会の沖釣り会にも参加してこちらでも遊んでいます。 マリーナでは気のいい仲間も多く、一緒にクルーズや釣り、そして船の上で宴会など楽しんでいます。 何もなければ週1回程度はマリーナへ行きますが、船を動かすのは天候次第、たとえ晴れていても風や波の状況によっては危険なことがあります。 そんな時は係留した船の上でゆらゆらとのんびり過ごすだけでも癒されますし、仕事を完全にリタイアした現在、家に居づらい時(?)の私の憩いの場にもなっています。 走っていても止まっていても船の上は日常とは異なる空間で、海の側からはいつもと違う景色が見られます。 興味のある方、一緒に遊んでいただける方はお声掛け下さい。 歓迎いたします。
 


 

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