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杉並の風
 
 僕のたからもの
渡部 晃男 (S44商)
 
新型コロナ自粛で「断捨離」が話題になっている。僕も物を減らしたいが、もともとため込む性格だ。整理で出てきた宝物を紹介する。

◆「日本車輛の銘板」
車輛の妻(連結面の壁)上部に車輛製造会社の銘板がある(最近はシール)。慶應の鉄道研究会から日車に行った従兄に頼んで入手した。もちろん非売品、未使用。
◆「国宝金印のスタンプ」2001年に福岡市博物館で購入
金印は一辺2.3㎝、思ったより小さいが重量感がある。教科書で見たものが目の前に!…と感動していたら「これはレプリカです」の文字。残念。しかし博物館の売店でこのスタンプを見つけた。うれしかった。
底面がゴムのものがスタンプで実物(写真左)は文字の面も金。どこかで使おうと会社の机の引き出しに入れておいたが使う場がなかった。家でも使わない。
首里城で買った琉球国王印のスタンプもある。これも使ったことがない。
◆招き猫(1999年バンコクで入手/高さ9㎝)
2泊3日のバンコク出張。金曜夜発―工場で会議―月曜朝帰りで
出社。本社の部長の趣味だ。時間がないので現地の出向者に招き猫を買っておいてくれと頼むと、何年もタイにいるけれど見たことないという。ところがなんとホテルのショップにあった。日本のモノとは目や服が違うので現地製のようだ。
490バーツ、ホテルの朝食1週間分の買い物であった。
◆小さなアヒル(高さ7㎝)
20年ほど前に入手。たぶん子供のおもちゃ。おなかを押すとグエッグエッと8回×3度も鳴く。電池交換ができないので鳴かせるのは本当に必要な時だけだ。
◆往年の名指揮者アンドレ・クリュイタンスのサイン
1967年にパリ音楽院管弦楽団を率いて来日。フランス音楽を最高の指揮者と最上級のオーケストラで初めて聞いた夢のような夜。興奮した友人と3人で楽屋に並んだ。手が届くほど近くにサインしている巨匠の顔があった。
◆横浜中華街の小籠包キティ 2016年頃
小籠包の形で蓮華に乗るキティはトレードマークの耳すらない。しかし紛れもなくキティで紛れもなく小籠包。みごとな合体、ご当地キティの傑作。

他人から見ればつまらないものも時間の経過とともに宝化する。捨てられない者の理屈だ。そこで箱を用意した。箱に収まる範囲で残す。
箱はすぐ一杯になった。
 


 

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