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杉並の風
 
 海中散歩のお誘い
大泉裕敬 (S61 経)
 
 3年前に還暦を迎えて暫くした頃、香港駐在時代の上司から「スキューバダイビングまだやってるの?石垣島行くけど一緒に行かない?」と久しぶりに連絡がありました。
 私は1992年から1998年まで、香港に7年間駐在しており、その間にスキューバダイビングにどっぷりハマり、毎週末、仲間とダイビング船を仕立てて香港の海に潜っていました。
 香港の海というと、ビクトリア湾の濁って何が沈んでいるかわからない暗い海を思い浮かべる方も多いかと思いますが、我々が潜っていた場所は、香港の街中から車で30分ほど北東にある中国大陸側の西貢港から船で30分から1時間程度沖に出た外海(東シナ海)に近い海で、サンゴ礁もありカラフルな魚も多い素敵な海でした。
 週末の朝、20人程度が西貢港に集合して出航、午前中に1本潜って、昼食は無人島に上陸して皆でバーベキュー、午後はポイントを変えて1本~2本潜って戻ってきます。そして、その夜は仲間の家に集まって反省会という名の飲み会でした。
  そんな私も日本に戻ってから結婚して子供を授かり、20年ほど全く潜っていませんでしたが、60の声を聞いて、また潜りたいな~と思っていたところでした。 冒頭の私を誘ってくれた元上司は当時70歳で、香港駐在時代は全く潜っておらず、60歳を過ぎてから子供に誘われて潜り始め、今では毎月1~2回、国内外に潜りに行くほど熱中しているようです。私も誘いに乗って、石垣島、宮古島、館山、昨年は南大東島に潜ってきました。今年は渡嘉敷島を予定しています。
 スキューバダイビングの楽しみはさまざまあります。私はカラフルな魚たちを観察しながら一緒に泳ぐことも大好きで、マンタやジンベイザメなどの大型の水中生物たちも時々見ることができ、水中写真に夢中になったこともありますが、それ以上に気に入っているのは、ダイナミックな地形の中で味わう浮遊感です。感覚的には「米国のグランドキャニオンの空中をふわふわと漂っているような浮遊感」と言えるでしょうか。
 今後も年に数回程度は沖縄方面の離島を中心に潜りに行きたいと思ってますので、ご興味のある方はご一緒にいかがでしょうか。  



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